生活手段の確保
大きな災害の後、メディアが特集を組んで色々情報を発信してくれていますが、実際に自分や家族が災害にあった場合を想定して考えてみましょう。前述にもあるとおり、災害発生から3日間生活できるような状況を根底にして考えてみました。きっと多くの人は災害の準備で一番興味のあることは非難時の持ち出し物品のことではないでしょうか。我が家でもまるで「キャンプ」にでも行くかのように話しが盛り上がりました。
災害時の車について
非難時の持ち出し品の前に、自家用車について書いておきます。地震や台風などの災害時に自動車に乗ってどこかへ逃げる、などというのは絶対に考えないことです。実際に自動車で遠くへ...などと考えても幹線道路のほとんどは避難経路や災害物資の輸送用などとして通行止めになります。
ただ怪我を負って病院に行くなどの可能性や大きな荷物をどうしても運ばなければならないなどのことを考えて、自分の使う可能性のある緊急道路(警察や自治体の定める緊急輸送通路、緊急交通路とは別に)道路を知っておいても良いと思います。車はダメでも原付なら大丈夫だとか、自転車なら通れるなど。ただ都市部では歩くことのできる道路だけを考えておけばよいでしょうし、山間部では逆に危険な道路を把握しておくほうが大事かもしれませんね。
しかし車は一つの避難場所として活躍する場合が多々あります。防寒のため、雨風をしのぐための家として役に立ちます。ただし寒いからといって車内で暖房器具を使ったりするのは一酸化炭素中毒などのを引き起こすため、避けるべきでしょう。またエンジンをかけっぱなしというのも避けたいところです。
エンジンをかけたままというのは賛成できませんが、車にはバッテリーが有り、エンジンを動かすことで充電されます。その電気は直流12Vという限定された電圧で、かつ車内のシガレットライターのところから取れる電流もそう多くはありませんが、ちょっとした照明や、自動車内で使う保温器、冷蔵庫、携帯電話の充電など、補助的な電源の役割は果たしてくれます。
まとめてみると災害時に幸い車が使用可能(壊れていない、つぶれていない)の車の使い道は
- 雨風、寒さをしのぐための家
- 電気をあまり必要としないための電源(DC12V)
- 非難時に持ち出した物の保管場所
- 大物避難物資(毛布、タオル、携帯トイレなど)保管場所
ということになるでしょうか。
上記のように使いこなすための準備として、
- 乗らなくてもたまにはエンジンをかけて近場をドライブする
- ガソリンは常に満タンにしておくことを心がける
- 車の中はいつも奇麗に整理整頓し、毛布やタオルを少し入れておく
- 車に常備されている工具以外にもドライバーやワイヤーカッターなど少し工具を入れておく
- 牽引用のロープもいざと言うときに使える可能性がありますので準備しておく
などが考えられます。ところで、あってはならないことだとは思いますが略奪や盗難に合わないように車の鍵はいつもかけておきましょう。もちろん家もです。
非難時の物品について
万が一自宅を出て非難しなければならないとき、何を持って出ることが大切なのか考えてありますか?私はぜんぜん思い浮かびませんでした。もちろん財布と保険証くらいは考え付いたのですが、それ以外に何を...という感じでした。そこで色々なサイトや売っているものなどから自分用(我が家用)としてリストアップしてみました。
持ち出せるものといっても重さや大きさの限度もあります。それに人手のことを考えると多くのものは持ち出せませんので優先順位を考える必要もあります。また何日分の物品であればよいかでも、持ち出すものも変わりますし、被害状況でも変わるでしょう。
非常時・災害時の食料品
意外と誰でも最初に思い浮かぶことだと思います。ただ火事で自宅が焼け落ちたりしない限りは意外と自宅に残っている食料は沢山あると思いますので、一戸建ての人はやや少なめでよいでしょう。マンションなどの高層住宅の場合は出入り禁止になる可能性がありますので、少し多めの食料を持ち出すように考えておくのが良さそうです。意外と大切なのが「水」です。多くの地震や台風による災害の後は断水してしまいます。飲み水も大切ですが、トイレなどの汚物を流すための水もほしいところです。これは風呂の残り湯を流さず、次の日に湯を沸かすまで残しておくことで相当な量の水を確保できますのでオススメです。蛇足かもしれませんが、キッチンの流しの桶もほど良く水を残しておくと良いでしょう。飲み水はペットボトル2リットルのものを6本(1箱ですね)安売りのときに買って持っておくのが得策です。期限間近になったら料理に使いましょう。
保存食などは色々売られていますが、この辺の食料はアウトドアが好きな人の得意分野かもしれません。水戻し餅、水で作る御飯...沢山の種類のものがあります。さらにキャンプなどが好きなアウトドア派の人はガスコンロなども持っていると思いますので、湯を沸かせばカップめんなどを作るのが容易になると思います。
食料品以外の雑貨
ありとあらゆることを想定すると、とてつもない種類のものが思い浮かんでしまいます。そこで前項の食料とあわせて、東急ハンズで避難袋として売られているものの中身を紹介します。以下その避難袋の広告の文章をほぼそのまま載せます。
平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災を経験した神戸の東急ハンズ三宮店の全従業員(約300名)に「あってよかった物、無くて困った物」というアンケートを実施。アンケートの結果にもとづき、意味のある21アイテムを選定した避難セットです。
例えば、容器は今までのリュックに変えてフタ付きのバケツを採用。普段は踏み台として使え、災害時には、水容器、消火バケツ、腰掛けになります。また、乾電池を使用するアイテムは備蓄を考え単3サイズに統一しました。貴重な震災体験の「声」を活かした緊急避難セットです」
そして実現した防災セットの中身は下記の通りです(セット内容 サイズ:幅32×奥32×高30cm、重量:6.5kg)。
- バケツ
- ラジオ
- 懐中電灯
- 予備電池
- 保存飲料水(500ml×2本)
- 保存食(バランスキープ×2個)
- ウエットティッシュ
- マッチ付きろうそく
- 業務用ビニール袋
- 非常持出袋
- 救急ばんそうこう
- 包帯
- ガーゼ
- 作業用手袋(軍手×2)
- ナイフ
- ロープ
- 布ガムテープ
- スプーンセット
- 防災手帳
- エマージェンシーブランケット
- 点検年月記入シール
やはり大災害を経験した人たちの意見から得られた内容だと思わせるセット内容です。これらの物品を1つずつ買い求めていると大変ですので、このようなセット品を買い求めて、自分で補充したり、削除したりするのが確実かと思いました。
他にもこのような避難セットが全国で多数販売されています。それから災害時にはいつも問題になるトイレですが、見られないように囲む必要はあるかもしれませんが災害時用のコンパクトなトイレもあります。
