安全の確保
個人レベルで災害時の準備として考えておかなければならないことをあげてみました。よく言われていることは大きな災害が起きて、個人レベルまで行政の手が差し伸べられるのは3日後と言われています。災害後、特別対策本部を政府が設置して、災害状況の確認を開始して調査結果をもとに対応するからでしょう。裏を返せば災害から3日間は自分で生き延びる努力をする必要があるということです。
色々な災害の考えられる中、前述にあるように共通して準備しておくこと、それは第一に身の安全の確保、そして第二に生活手段の確保というところに我が家では行き着きました。
怪我をしないための安全の確保
大地震が起きたとき、自分自身や家族、身内はどこにいるでしょうか。おそらく夜中以外は会社や学校、買い物先など自宅外に居ることが多いと思います。こんなときに自身の安否を伝える手段はほとんど無いと考えたほうが良いでしょう。携帯電話や通常の電話などは回線が混みあって通じることは無いと思われます。
ですので、まず全員が集まる場所を「1つ」決めておくことです。複数決める必要はありません。その場所とは「自宅」、「自宅近辺」ということになるでしょう。マンションなどの高層住宅に住んでいる人は自宅近辺の公園などとするのが良いと考えます。自宅周辺の地図や市役所、区役所などに準備されている配布用の地図も機会があればもらってくるのが話を進め易いかもしれません。また首都圏の会社から郊外の自宅まで歩いて帰るなどを強いられた場合のための安全な道路が示された地図も販売されていますので1冊買って見ておくと良いでしょう。
家族や身内が見つからなくても自ら別の避難場所(決めた場所以外)を探すことは当面はやめるべきです。必ず決めた場所に集まるように家族に周知しておくのが良いと考えます。
災害時の決めごと
ところで怪我で戻れない、会社などの仕事上の都合(会社の被害を最小限にとどめるという都合のことです)で戻れない場合は前記の安否を伝える手段が無いなかでも、なんとか知人を通じてでも知らせる努力をする、あるいはその場合の連絡方法を決めておく(これが難しいのですが)ようにすることです。通じにくいなか、電話が通じたときに災害からは難を逃れている知人や身内の家に連絡するように(情報収集センターみたいな感じでしょうか)どこか1軒連絡先を決めておけば、やや安心です。できるだけ遠く(違う地方など)の1軒にしておくのがベターだと考えます。
また、自宅近辺の災害時の避難場所を各自治体が決めていますのでその確認をすることも大切な準備です。場合によっては集まる場所は各自治体の決めた避難場所が適切かもしれません。
以上の身の安全、安否の連絡についてまとめると、
- 家族(身内を含めて)の集まる場所を1つ決めておく
- 役所で避難場所が指示された地図をもらっておく、あるいは避難場所を知っておく(避難場所への経路も含めて)
- 会社からの帰り道(徒歩による)を災害マップなどを参考に決めておく
- 安否を伝える連絡先をできるだけ遠くの(地方の)1箇所に決めておく
- 4項を含めて会社、学校、親戚、家族の持つ携帯電話の全ての番号を書いたカードを作って、いつも持ち歩く
というような内容です。いずれも現代では携帯電話に記録しておくことのできる内容ですが、携帯電話の電源が切れた、あるいは紛失や破損のことを考えると、紙に書いたものを持ち歩くのが適切だろうと考えられます。もちろん簡単なボールペンなどの筆記用具と手帳やノートも小さなサイズのもので十分ですが一緒に携えていることも大切です。
ところでヘルメットや防災頭巾を持っていますか?大げさな...とお思いでしょうが、上から落ちてきたものに対する最初の 防御はこういったかぶるものです。ホームセンターなどで工事現場用のヘルメットが売られているのを見たことがあります。1つあると違うかもしれません。防災頭巾も、それをかぶっていたおかげで助かるかもしれません。...残念ながらまだ我が家にはどちらもありませんが。
そして自宅には整理整頓された救急箱はありますか?いつもの薬以外に、いざというときの薬や包帯、三角巾などが準備されていると安心です。どこかの引き出しにゴチャゴチャと入っていたのでは手当てをしたくてもできません。また持ち歩けるようなバッグや箱に救急用品が入っていると避難するときに持ち出すことも可能です。また災害でなくても自宅の急病やちょっとした風邪や頭痛、怪我のときも慌てずに救急用品が取り出せます。
